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TOP Pageお悩み相談室 > 「Q21 うちの子、、、ダンスができないんです、、、」

   ジュニアの親御さんに一言、申し上げ候。
   これは、ある意味、私からの親御さんへのお願いです。



「Q21 うちの子、、、ダンスができないんです、、、」


レッスン後、ジュニアの親御さんの、こんな光景を見かけます。


「先生、どうもありがとうございました。

 ホント、うちの子、ダンスができないんです、覚えも悪くてホント馬鹿で、、、
 しかも、運動神経も無くて、、、とろくて申し訳ありません。

 家で、がんばらせますから、、、」


挙句の果てには、、、

「ちょっと、あなたも、先生に、あやまりなさい!!」




先に言っておきます。


そんなこと、子供の前で絶対に言ってはダメです!




日本の文化というか、、、謙虚さが美徳というか、、、

それはそれで、素晴らしいことだとは思いますが、
必要以上の謙遜、謙虚は、良くないです。


子供は、大人以上に、ナイーブで、かつピュアです。

そう、、、繊細で、純粋なんです。


大人のそういった駆け引きというか、、、社交辞令というか、、、
そういうものは、子供には通じません。

だから、子供には、親御さんの言葉が、そのままストレートに伝わります。

「あ〜、自分は、馬鹿でダメなんだ、、、運動神経もないし、、、」

子供って、そんな思いを素直に心に抱いてしまいます。




しかも、「ちょっと、あなたも、先生に、あやまりなさい!!」なんて。


子供は、普通に、レッスンを一生懸命がんばったんです。
それが、先生にあやまれ、、、なんて。

本当に、子供って、傷つきやすいんです。


「あ〜、ダンスできないと悪いんだ、、、

 一生懸命がんばったのに、、、ダメだったんだ」って。



だから、親御さんは、本当はほめてほしいんです。

できない動きがあっても、レッスンをがんばったことをほめてあげてください。


もちろん、表立って、、、インストラクターの前で、ほめられないのであれば、
それはそれでいいんです。

何もけなさなくてもいいのです、必要以上に謙遜しなくていいのです。




ちなみに、私はそういう親御さんがいたら、すぐに子供に、こう声をかけます。

「レッスンがんばってたね、、、大丈夫、いっぱい練習したら、ぜったい上手になるから!

 ダンス楽しもうね!」


それでいいんです。


過剰な謙遜は、無意識のレベルで、心の中を洗脳してしまうので、本当に危険です。


言葉って、簡単に口に出てきますけど、その影響って、心の奥底まで届くんです。


大げさかもしれませんが、自分のことをダメだと思った子供達、、、
自己肯定感の無い子供達はダンス以外でも、前向きに生きていけません。


↑ここ、とっても大事ですよ!


どうせ、ダンスなんか、やっても上手にならないし、、、

運動神経もないし、、、馬鹿だし、、、


そんなこと、子供達が無意識で思うようになってしまってもいいんですか?!

本当は望んでませんよね、そんなこと。



ましてや、言っている大人も、そういうことで、無意識の自分へ刷り込んでしまいます。

もちろん、自分の子には、ダンスも上手になってほしいって思っているに決まっていますが、
それが、自らがダメだダメだといっていると、親御さん自身も、きっとダメなんだろうなって、
刷り込まれていってしまって、、、それがまた子供さんにも伝わってしまうんです。

そんな親子関係では、子供さんは絶対ダンスを上手になりません。

きっとダンスが楽しくなくなってしまうんです。



「えっ、じゃぁ、、、先生に、どういえばいいか?!」って。



簡単です。


「先生、どうもありがとうございました。」


それだけでいいですから、、、十分に伝わってますから。

大切なのは、そのレッスンでお子さんが、レッスン自体がんばっていたかどうかを
親御さんが一番わかっていてほしいんです。


もちろん、ダンスができたかどうかは、本人も我々インストラクターも十分わかってます。

そして、レッスンをがんばっていたかどうかも、本人も我々もわかってますから。




だから、子供には、、、


「今日、ちょっと難しいところあったけど、がんばってたね。

 お家で練習して今度までには、できるようにしようね!」


と、動きをできたかどうかではなく、レッスンがんばったことを評価してあげてください。


それが、「あっ、がんばったのをちゃんと見ていてくれてるんだ」という自己肯定感につながり、
やがて自分への自信につながって、そしてダンスの上達へとつながりますから。


それが親子の信頼関係じゃないですかね、、、ちょっと偉そうですが(笑)。

あなたが、信頼してあげないと、子供さんがかわいそうです。



だから、、、そうやって、伸び伸びとダンスをやらせてあげてください。



大人の能力だって、無限大ですけれど、、、子供の能力はさらに無限大、、、



だから大丈夫、、、


あなたのお子さんは、きっと素晴らしいダンサーになれますから!







お悩みというよりも、ある意味、、、JAZZ-Oからのお願いでした!








  







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