JAZZ-O.com
JAZZ-O.comバナー

TOP Pageダンスあれこれ話 > 「背中を覚えている」

   ダンサーって不思議です。
   顔は覚えていなくても、その背中、その踊りを覚えていたりするんですよね。





「背中を覚えている」


先日、懐かしい人に会いました。


「私のこと、覚えてる?!」





一瞬、ドキッとした私、、、
別にやましいことはないのですが、ドキットしますよね(笑)。

だけど、かなり悩んだんですけど、わからないかったんです、、、


「ごめん、、、覚えてないんだよね、、、、」



「そっか、、、悲しいなぁ、もぉ、、、(笑)」



いや、ダメですよね、客商売でもあるダンスのインストラクターの癖に顔を覚えてないなんて。
って、私、意外と顔と名前を覚えるの苦手なんですよね。

特に、ジュニアの子とか、新しい人の名前とか覚えるの大変ですよね。
最近は、ハイカラな名前が多いですしね。

↑って、“ハイカラ”って、今時いわないよぉ!!(笑)





・・・で、その方が私のレッスンを受けてくれたんですよね。
そして、アップが終わって、いざコンビネーションを踊っているときわかったんです。

踊り始めて、そして、ふとした瞬間の仕草や、踊りの雰囲気を見て、気づいたんです。



「あっ!!! ○○ちゃん?!」




・・・遅っ!(笑)









これと似たような話があるんですよね。


昔、ある鍼の先生のところにずっと通っていたんですよね。
だけど、どうしても都合が合わなくなって、半年ほど行けなかったんです。


そして、久々に、予定が空いて、その先生のところに行ったんです。

でも、その先生は、とっても売れっ子の先生で、患者さんをたくさん抱えていて、
ホント忙しい人なんですよね。

「先生、お久しぶりです、、、って、私のこと覚えてます?!」




・・・その先生は困った顔してましたねぇ。


「ごめん、誰だったっけ?!(笑)」





だけど、いざ施術が始まって、鍼を打つために、うつ伏せになって、
背中を触ってもらった瞬間、その先生がこういったんです、、、


「あぁ〜、思い出した!

 ダンスのインストラクターだったよねぇ?!


 この背中の凝り具合は、よぉく覚えてるよ、、、普通の人と違うからね。」




さすが、鍼の先生。

私の顔は忘れたけど、背中、、、凝りは覚えてるんですねぇ。




って、うちらもそうだったりします、、、踊りは何となく覚えていたりするんです。




・・・で、、、







「あっ!!! ○○ちゃん?!


 思い出した、思い出した!!

 ピルエット、上手になったねぇ!!」





その子、ピルエットに癖があったんですよね。
そして、背中のラインがとっても綺麗で、ダンスもしなやかなんですよね。

その名残があったから、思い出せたのかもしれません。
でも、だいぶ上達してましたね。


「先生、やっと思い出してくれました?!」






「覚えてるよ! その背中を覚えてるよ! 踊りも覚えてる覚えてる!


 って、顔は覚えてなかったけど(笑)。」





踊りって、ホント面白いですね。

ダンサーって、ホント楽しいですよね。





あなたの踊りも、きっと覚えているかもしれないJAZZ-Oでした!





  



 →ダンスあれこれ話  →ジャズダンス上達サイト TOP Page

Copyright (C) 2004 JAZZ-O. All Rights Reserved.   web@jazz-o.com